2019年11月12日

給与所得者異動届出書 書き方 記入例 提出先 期限 住民税 市民税 退職 一括徴収 普通徴収



従業員が退職するとき、住んでいる市役所へ住民税の手続きとして
給与所得者異動届の提出が必要となります。

<今回の例>
 従業員より2月末に
 「来月いっぱいの3月31日に退職したい」と申し出を受ける。


■■■提出期限■■■
自治体によって違うようですが、
翌月10日までが多い感じがします。

例では3月31日退職なので、4月10日までです。

できれば10日ぎりぎりではなく、すみやかに提出しましょう。



■■■提出先■■■
退職する従業員が住んでいる市役所

宛先は市役所のホームページを見て調べましょう。

東京都墨田区の例:
http://www.city.sumida.lg.jp/online_service/sinsei/zeikin/kyuuyosiharai.html



■■■提出方法■■■
 窓口または郵送




■■■用意する書式■■■

・給与所得者異動届出書
給与所得者異動届01.jpg

毎年5月頃に市役所より送られてくる、
特別徴収の案内書面に入っています。

市役所ホームページからダウンロードできたりもします。

東京都世田谷区の例:
http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/101/112/225/226/d00038422.html




■■■給与所得者異動届出書の記入■■■

<記入例>
給与所得者異動届02.jpg
例として、世田谷区の書式を使用します。


【給与支払者 欄】
給与所得者異動届03.jpg

給与所得者異動届04.jpg

会社の住所、会社名、代表社名、
法人マイナンバーを記入します。



【指定番号・宛名番号 欄】
給与所得者異動届05.jpg

給与所得者異動届06.jpg

各市役所で付番した番号です。

毎年5月頃に市役所より送られてきている
「平成○年度 給与所得等に関わる市民税 特別徴収税額の決定通知書」
という通知書類にかかれています。(住民税額の通知書類です。)

特別徴収税額の決定通知書
市民税額決定通知書01.jpg

このような書類が社内に保管されていると思うので、探し出してください。

市民税額決定通知書02.jpg

この番号を書きます。
例では、指定番号は“102030”、宛名番号は“1”です。



【連絡先の氏名及び所属 欄】
担当者として自分の名前と所属部署、電話番号を書きます。




【給与所得者 欄】
給与所得者異動届07.jpg

給与所得者異動届08.jpg

退職者の氏名、生年月日、マイナンバー、住所を書きます。



【徴収税額 欄】
給与所得者異動届09.jpg

給与所得者異動届10.jpg

ここでまた
「平成○年度 給与所得等に関わる市民税 特別徴収税額の決定通知書」
を見ます。

特別徴収税額の決定通知書
市民税額決定通知書01.jpg


市民税額決定通知書03.jpg

特別徴収税額と、月々の税額を見て書きます。

例をもとに説明します。

●(ア)特別徴収税額(年税額)はそのまま“96,000”円と記入します。

●(イ)徴収済額は、既に市役所に納付済みの期間と税額を書きます。

 3月末退職の場合は、
 2月給与分までが納付済みなので(毎月翌月10日納付)、
 “6”月から“2”月まで と記入します。

 金額は6月から2月までの税額の合計を求めます。

 (6月分)8,000+(7月分)8,000+・・・・・(2月分)8,000
 =72,000円

 “72,000”円と記入します


●(ウ)未徴収税額は、まだ納付していない残りの期間・金額なので
 “3”月から“5”月まで と記入します。

 金額は3月から5月までの税額の合計を求めます。

 (3月分)8,000+(4月分)8,000+(5月分)8,000
 =24,000円

 “24,000”円と記入します


● 異動年月日は退職日を記入します。



【異動の事由・未徴収税額の徴収 欄】
給与所得者異動届11.jpg

給与所得者異動届12.jpg

●退職なので“1.退職”にマルをつけます。


●退職月が1月以降であれば
一括徴収(残りの期間分の市民税をまとめて集金して納付)するのがルールなので
3月末退職の場合も一括徴収します。

“2.一括徴収”にマルをつけ、
退職月の“3”月分で納入、
“4月10日”納期分 と記入します。
(最終の3月給与で控除、翌月10日の4月10日に納付)


●「退職した年の1月から退職時までの給与支払額」には、
1月以降の給与支給額(通勤手当等を含む)の合計金額を記入します。
3月末退職であれば、1月〜3月の給与支給合計額です。 


●「控除社会保険料額」には、
1月以降に控除した社会保険料(健保、年金、雇用保険料)の合計金額を記入します。
3月末退職であれば、1月〜3月の控除合計額です。 




【一括徴収の理由・徴収予定】
給与所得者異動届13.jpg

給与所得者異動届14.jpg

●3月末退職なので、
「2.異動が平成“30”年1月1日〜」欄に現在の年を記入し、
退職者にハンコをもらいます。


●「徴収予定」欄には、一括徴収なので
 先ほど記入した「未徴収税額」と同じ金額を記入します。




以上で完成です。

市役所に郵送で送りましょう。
記入したもの1枚だけで大丈夫です。
添付書類などもありません。

封筒に「給与所得者異動届 在中」と書いておくと親切です。



posted by 隠居 at 00:00| 退職時の処理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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